ビッチ

あしたの虹
かの瀬戸内寂聴によるケータイ小説

若くして物書きとして十分な成功を収めておいて、この期に及んで何というチャレンジャー。
ただ、現役*1にはこの上ないビッチであったことからすれば、読者層を考えても自分の恋愛感が今の若い奴にも面白く感じるものなのか、普遍的な存在なのかという確認の意味では非常に楽しかったと思う。

wikipedia見ると、子宮小説家とかあって笑う。まあ50年前に不倫小説書いてりゃ、お前は股に物を入れていないと字が書けないのか、位の認識はされたんだろうなぁと思う。実際干されていたみたいだし。

学生闘争の世代までいくと表現の自由との絡みで、エロというかエロ描写を含んだシナリオも一般化して来たりする様だけど。団塊を第一世代とするならば彼女は第ZERO世代と表現しなければならない存在だと思う。
80代だからもっとか。

*1:出家前