残業代よりも2

ホワイトカラーエグゼンプションですが、どうも今年参議院選挙も控えているということで、どうも政治判断で導入は見送りになる見通しらしく。しかしながら選挙に差し支えのあるような法案だからこそ、選挙の洗練を浴びてもらわなければならないのに。
ライオン頭が非難轟々の中色々法案を通せたのも選挙があったからこそだと思うのですが。現状の場合だと、政権与党が選挙で勝利した状態で、国民の信任を得た党のする事だからとの理屈でしれっと法案を通過させそうですが。

残業代ゼロ法案などと中途半端に意訳しつつ茶化して表現されたりすることもありますが、この表現は事の重要性を表したものではないのが結構こ問題のように思います。
残業代が無くなるというのは本質ではなく、労働時間規制の適用除外が問題なのであって金の問題はこの際些細なことです。働かせ放題(働き放題)という表現になれば、法案成立時の建前はともかく現実の運用がどうなるかは明らかです。現時点でも、中途半端な裁量労働者の死亡時の際の紛争解決ですら、一筋縄ではないのに規定除外してしまっては、労働傭兵が多数生まれるだけ。