目利きしてもらう

金の話が無くもないけど、個人の判断でどうこうなるレベルの話ではなくなってきているので書きようがない。


で・・、
三笠フーズ、「事故米」を食用に転売 社長自ら指示
せっかく米飯に日の目が当たりつつあったのに、いやなタイミングで起こったものだ。ご飯好きとしては悲しいところ。今までは流通していたものが、基準が変わることで事故米に変化したという部分もあるんだけど。
外国産(中国産)は危なくて国産は安全とかいう根拠もない信頼が生まれていていたので、より正確な完全に対する認識が生まれればいいなとは思う。
ゼネコンで言うところの談合受注もそうだけど、モノの価格というものは別に下げようと思えば、品質を下げればいくらでも下げることが出来る。今までのものがオーバースペックなモノならば、その部分に関して品質が下がっても大丈夫だけれど、必要な部分に対して品質を下げることで価格を下げていたのならば、それはどうよということになる。今までの日本は常にオーバースペックの物が提供されてきたから、特に問題とはならなかったけれども、これから得ようとするものが、自分にとっての仕様を満たしているかどうかを確認*1するすべがあんまりなかったりする。
ニーズの強いところ金融でのFPとか、最近だと建築士が中古住宅をを評価するものがあったりもする。農産物については良くも悪くも農協一派がその辺のボーダーを確立していたけど、一旦企業流通に入ってしまうと、それがまどな扱いを受けるのかBADなのかを確認するすべがない。ISOとか保健所とかあるけど、ココで作ったものは汚染されません、という建物とか業務フローの評価であって、モノが食えたものかどうかを判断するものではないもんだし。実務というか現実に社会が回っている状況で構築してきているんだから仕方ないんだけど、論理矛盾というか「あれ、ここでこうなったときの扱いはどうなっているの?」という状況がこの国には多すぎるなぁというのを感じるところです。

*1:いわゆる監査