監査法人

今やっているNHKドラマ監査法人
ハゲタカに続く金融モノ。ハゲタカのM&Aとか不良債権処理みたいな外野の人間からでもある程度状況がつかめるものと違い、会計監査という会社にとって非常に奥まったところにある部分をドラマ化しています。
ハゲタカのぞくぞくするような展開と、どこかで見たことのある企業群が非常に面白かったのですが、このドラマはそうでもない。というか普通に面白くない。

監査法人のモデルは、まあ、中央青山しかないですね(笑)。銀行側モデルは、ドラマ中検査隠しに触れている部分があったので、旧UFJあたりかりそな*1でしょうか。んで、飛ばしはダイエー辺りか。序盤の話を見ていなかったのでこの辺は分からない。
奥まった業務なので実務面よりも駆け引きが主体だろうなという感じで実際そうなのですが、役者さんが悪いのか、話が悪いのか、「俺たちだって命削ってやっているんだ」とか言われてもふーんとしか思えず。主人公もいつまでも厳格監査ばかり言わずに、せっかく六話もあるんだから、心の揺れ動きを表現してもいいと思う。*2
担当局長が頭取を呼ぶことはあっても、頭取のところに出向くことはないだろとか、数字を少しでも見せてくれよとか・・。

*1:監査つながりだとりそなか

*2:もっとも現状ザル監査はとても許容できるものではないので、答えは限られてしまいますが