人前で話すようなこと

世論を見方にできない大阪府職員労組の哀れ
府知事の前職は弁護士ですが、これはただ頭が良いということもありますが、それ以上に(タフ)ネゴシエーターでもあるということです。6月に改革プランが発表されましたが、単に予算編成にあたふたしていたのではなく、むしろ、こちら側の主張の論点整理と相手側の言い分とを整理していた期間ではないのかなと感じます。
微妙なすりあわせが必要な場合、折衝は非公開で行ったほうが良いのですが*1、どう考えても相手の言い分がおかしい場合に内容を公開してしまった方が有利に事を運べるという判断が会ってのもののような気がします。サラ金会社の顧問をやってきた事もあるくらいですから、ヤカラ*2相手の交渉も当然経験していると思います。
一言で交渉といっても、その実、ヤカラ相手の最初から話し合いをする気のない交渉相手と、なんとかしようとする考えのある交渉相手とではやり方も当然変わってきますが、府知事の各コメントを見る限り職員(の一部)については内心でヤカラ認定してしまっているでしょう。

*1:M&Aとか

*2:今回の場合労組上層部