ハゲタカ

NHKでハゲタカという連続ドラマが放送されています。
漠然と単純なストーリーを想像していたので、あまり気にかけていなかったのですが、ふと観てみるとなかなか骨太の構成で。ハゲタカ、つまり外国資本が日本の企業不良債権企業を安値で買い付けるという構成は想像が付いていたのですが、対する相手が銀行というところがこの話のキモのように思います。外国資本が安値で買い付ける様は確かにあまり気持ちのよいものではありません。ただ不良債権を作り出したこと・貸し剥がし行為、を銀行自身*1で行い、また誰もその行為に対して対処することができなかった状態からして、外国資本をハゲタカ呼ばわりするのは違うんじゃないかという事は、外資の脅威なる字句を見るたびに違和感を感じているところでした。
国内資本だって十分アコギなんですけどね。

*1:政策上のものでもありますが