NHKもう医者にかかれない

NHK国民健康保険の特集。最初のうちは現役並みの所得の小奇麗な老人が、保険料の支払いについて愚痴っているシーンから。老人が特別な存在ではなくなった以上、特別扱いをやめるのは当たり前の話なのですが。
私より収入が多いくせにうぜぇジジイだ、と思いましたが、その後は本編?である保険料の支払えない世帯*1に対する対応。私は現在、健康保険任意継続なのでひと事ではないです。
左官のオヤジが脱腸で手術が必要あるものの、他人の保証人になっていたことから保険料を払う余力も無く悩む。生活保護を拒否する所に男気を感じましたが、借金は調停組むなり自己破産するなりして、生活保護にも一時的にかかりつつ収入が入ったら自然打ち切りすればよいと思っていたし、番組中の組合関係者もそういうことを想定したように感じました。でもそういう選択しなかったのは生き方が下手とでも言うべきか、今の日本でもっとも損をする人種であるなぁと感じました。生活保護で全国的に有名となった福岡市が舞台となったのは何の因果か。
健康保険のグランドデザインとしては一本化が机上のものとして進行しているようですが、現状の役所の行動は徴収率の向上を目指しているのみの状態。そのうちサービサーの導入もあるだろうなぁというのが伺えます。

某アナウンサーが取材と称して各役所に出向いていっていたけど、あのシーンは不要。視聴者の代弁としてなのか明らかな知識不足であるし、ミスリードも多く、あれではプロ市民と変わらない。

*1:≒所得の少ない