頭のいい人

書くことを忘れていた・・。


震えが止まらない
私は頭が悪いので、アクチュアリーというか数理士というんでしょうか、数値設計についての数字の細かいことについてはよく分かりません。でも最近仕事で数字を使う仕事をやっているのでそういう頭の良い人がどういうことをやろうとしているのかはなんとなく分かるような感じがしてきています。
リンク先のやつとかはまさにそんな感じで、いわゆる知らないことは存在しないことと同じという理屈からくるものです。

世論調査によれば国民の85%が年金制度に不安を感じていることについて厚労省はどう考えているのか」という問いに対し、厚労省の答えは、「国民の不安について詳細な分析はできていない」。

役所ですので企画を出す際には統計データを事前に捻出するわけですが、統計なんてそもそも母集団の取り方とか抽出方法を選択的に行うことでどうとでもなってしまうわけで*1。だから頭のいい人に反論する為には、まずデータの前提条件を知って、偏りがわかった上で初めて反論できる。
分の悪いデータでも、都合の良いところだけつなぎ合わせればいい感じになるということは、別に官僚だけの世界でもありません。今までは統計というかデータベースというものは収集やピックアップに膨大なエネルギーが必要であり、特別な人たちの為だけに存在するようなものでしたが、きょうびコンピュータがあるのだからもう少し身近になって、さまざまな公表データに疑問を持つ人が増えてもいいのになとは思います。

*1:アンケートの結果からインターネット利用率は100%であることが判明(アンケートはインターネット上で実施)なんてものに価値があるのか