味方は多い方がいい

学級崩壊という言葉が現れて久しいです。児童が授業中にじっと座っていられない。教師が罰*1を下せないのをわかって行動する、など。最近だと、DQN親も含まれるでしょうか。
医療崩壊についてはメディアでも各種キャンペーンを張るなどそれなりに注目があるように見えます。でも、同じくらい重要な部分である教育については、個々の事例が散発的に伝わってくるだけで、具体的な改善案が色々と出てくるというところにまでは至っていません。
なんでか。


すんでいる世界がそもそも違うということもあるとは思います。メディアにあるDQN親のクレームは教師以外の社会ならば*2皆一度は経験するようなものばかりであり、記事になるたびにそれで?という感想を持つことしかありません。
ただそれ以外に職能団体*3に政治色が強すぎるということがあるように思います。
教育に政治を持ち込むなというが、そういう当事者自身が一番政治を持ち込み伝播させていますし、そもそもの、外部との利害関係に対する調整能力の無さには、個人レベルから組織レベルに至るまでガッカリするものがあります。
もちろん日医もアレな団体ですが、医師というものは個々人で見ると本質的には全員研究者であり、思想信条という意味では多様な存在と考えています。
知ってか知らずかは分かりませんが、自分たち自身でレフトウイング・ライトウイングの概念を作り出しまう以上、その団体・領域に足を踏み入れることが自分の立ち位置を確定させてしまうことに他ならないと感じるからです。
教育が大事だということはみんな分かっています。

*1:体罰以外のペナルティを含めたもの

*2:医師も含めて、役所ですら

*3:といっていいのか・・