儲け方

激流という流通業界専門雑誌があります。スーパーとか百貨店とか薬局とかその辺ですね。で垣根が低くなってきたとはいえ、各業務セグメントはまだまだ残っているわけで、その各業種に対する展望が書かれていました。
GMSや食品スーパー、ドラッグストアにホームセンターなど。各業態の基本部分の試行錯誤やM&Aにまい進するとの展望でした。
面白かったのがコンビニエンスストア。以前からセブンイレブン1強であり、それ以外のコンビニエンスストアについての存在意義については疑問とするところがありました。しかしながらフランチャイズビジネスということもあり、新規出店を続けていた状況ではあまり問題となっていませんでした。しかしここに来て・・。
フランチャイズの儲けは利益からではなく売り上げに掛かるものであるので、近所に同じ看板のコンビニができたとしても、フランチャイズにとっては十分儲かる状況であったりします。*1今までは契約の縛りもあり、オーナーさんは本部の傍若無人ぶりにも耐えていていましたが、ここに来て契約更新のタイミングとなり、いっせいにそっぽを向かれてしまっている状況にあるというものでした。最近の求人には妙にコンビニ店長のものが多かったのでそうかそうかといった次第。
記事中では構造不況とされ下位のチェーンについては、どうしようもないという感じ。ファミリーマートの銀行進出を見るにつけ、コンビニ各社のセブンイレブン追従というスタンスを取っている以上先が知れているなぁと思います。もっともローソンのように空回りされるのもどうかとは思いますが。

*1:この辺はタクシー会社の儲け方と同じようなものかもしれない