また出てきたEB債

株を取引するに当たって普段利用している証券会社にイートレードを使用しています。出始めはシステムダウンばかりであったり、ネット証券では一番重かったりでしたがここ数年は別段問題も無く使用できています。(証券システムなのでそうでないと困るのですが)
で、今日WEBページを見てみるとドイツ銀行発行のEB債権を発売していました。ドコモ・KDDIソフトバンクと少し頭を使って並べています。過去にもEB債やリンク債など、債権購入者にとってハイリスクローリターンの商品が忘れたころになると発売されており、その度に償還されるとひと騒動になっています。ある程度市場(債権・株式に問わず)を見ていれば「またかよ」という感じなのですが、毎度なぜか人気商品として一定の売り上げがあったりします。今回は地方銀行経由での販売が好調のようで、そのうち郵便局にでも投信での類似商品が出るんじゃねぇかという気分です。
こういった債権は、発行元の金融機関にごみ株が存在するときに、その処分の方法として行われている場合が多いです。(下がったら株券押し付け、でも現金はそのまま。上がればラッキー、でも基本は下がる)
去年あたりには金融教育の重要性が一瞬(笑)説かれたりもしましたが、実際には小学生に株で利益を上げさせたり競わせたり、個別の商品の選び方などを、金融教育と称して行っていたように思います。
結局儲けの発想から抜けきれていないからこそ、目先の利率に惑わされて変な商品を買う人がいつまで立ってもいなくならないし、いつまでたってもよその国から搾取され続ける。法律作ってるやつも、相場師の発想のままだから、教育させようという気も無い。少なくともリスク管理に対する認識があれば、天井があって底なし沼なんて検討の余地も無いのですが。


追記・なんか今回以前、最近にも発売していたんですね、ちょうど入院していた時期ですが。